擦れた袖の際から覗く君の後先へ
不誠実が爪弾く音が揺らめきを
楚々とした姿が汚れていく様の生々しさに触れて
全てに等しい情愛をして二心ではなく


艶かしい立ち姿

とってつけた食前酒
思い馳せたくもない行く先
馬に跨るように君に圧し掛かられる


彼方で笑っているのは誰?